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マリアビートル [book] [伊坂幸太郎]

sample1.jpg伊坂幸太郎/角川書店/お薦め度 ★★★★☆

殺し屋たちの狂想曲第二章

グラスホッパー→本書→AXアックス(最新刊)に続く殺し屋たちの狂想曲。

幼い息子の仇討ちを果たそうとする酒びたりの元殺し屋「木村」、狙うは幼な面に隠された魔性の心を持つ「王子」、大物の依頼、金の入ったトランクと大物の息子を盛岡まで運ぶ、を受けた腕ききコンビ「蜜柑」と「檸檬」、兎に角運の悪い元殺し屋「七尾」・・・その他多数の「業者」が・・・

東北新幹線、いきなり「王子」を狙った「木村」だったが、逆に「王子」に捕らえられてしまう。一方、上野で指定されたトランクを持ち逃げする簡単な仕事を請け負う「七尾」、トランクと一緒に上野で降りようとしたところ、「業界人」の「狼」に出くわし、降りるどころか車内へ押し戻されてしまう。

ここからそれぞれの「業者」の思惑が交錯、追いつ追われつのドタバタ劇が始まる。大宮でも仙台でも・・・すべての停車駅で誰も降りれず、逆に途中から予期せぬ「業者」が乗り込んできたりとめまぐるしい・・・


すべての登場人物のキャラが際立ち、目まぐるしく変わる場面設定、ちりばめられた伏線・・・どれをとっても一級品、改めて伊坂幸太郎は凄い!

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あきない世傳 金と銀4 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

シリーズ第四弾

前作の結末で起きた五鈴屋と江州の人たちとの亀裂に、惣次は呉服仲間に隠居願いを出し、五鈴屋を去る。合わせて幸との夫婦離縁の申し出も・・・

しかし、大阪には「女名前禁止」の掟があり、幸が六代目徳兵衛を名乗ることはできない。お家さんの富久の秘作?は、幸が商いの傍に居られるように養女にし、売るための工夫をしてもらうということ・・・そのためにも三男の智蔵が五鈴屋にもどり形の上でもいいから六代目を継いでもらうことだった。

智蔵の出した結論は六代目襲名ともうひとつ・・・ネタばれになるのでこれ以上は・・・

幸の売るための工夫は休む暇なく続けられる。

前作で指摘した漫画の原作本!?物語の山場を随所に作らんがために先を急ぐ手法はいかがなものか・・・もう少しゆっくりと書き込んでもいいのではないか?

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模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン {book] [~'16 海外編]

sample1.jpgM・ヨート&H・ローセンフェルト/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第二弾

前作の結末でセバスチャンに娘がいることが明らかになる。何と娘は殺人捜査特別班で一緒に捜査にあたったヴァニヤだった。母親から夫もいるし、自分たちの家庭を壊さないでくれと釘を刺される。

ヴァニヤのことが頭から離れないセバスチャン、娘の跡をつけてみたりと変質者?に・・・娘に父親だと名乗るとも出来ず、心理療法士のカウンセリングを受ける。

そんな折り三件の連続殺人事件が発生する。その手口は服役中の連続殺人犯ヒンデを模倣したものだった。セバスチャンは前回同様、捜査に参加させることを要求する。なぜなら連続殺人犯を捕らえてのは自分だから・・・

続いて四件目の事件が発生する。その被害者は事件のあった朝、別れたばかりの女性だった。

事件ファイルを読み進むうちとんでもないことに気づく、殺された被害者全員とセバスチャンは「寝ていた」!

次なるターゲットはヴァニヤの母親!?セバスチャンの説得で何とか難の逃れる一方、ヒンデと一対一で面会したヴァニヤは髪に触らせることと引き換えに模倣犯の名前を知る。

事件はこれで一件落着?セバスチャンは模倣犯の裏でヒルデが必ず糸を引いている、と・・・隙をつかれたヴァニヤがジョギングの途中拉致される。ヒンデの罠に自らはまりに行くセバスチャン、その結末は!?

ヴァニヤが本当の父親はセバスチャンだということをいつ知るのかハラハラドキドキしながら読み進む。こちらの結末は!?
 

充実のシリーズ第二弾!


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犯罪心理捜査官セバスチャン [book] [~'16 海外編]

sample1.jpgM・ヨート&H・ローセンフェルト/東京創元社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第一弾

主人公のセバスチャンのキャラが際立つ、セックス依存症?無礼極まりないことを言い放つ、セクハラめいた発言、他人の言うことなすことにケチをつける、意地の悪さを発揮する・・・

死体で発見された少年の事件にかかわる理由が不純!?葬儀にも参列しなかった疎遠の母親の遺産、遺品の整理に訪れ、そこで見つけた手紙で自分に子供がいることを知る。その母親探しに警察のコンピューターを使わせてもらうことが一番の近道ということで捜査に加わる・・・

心理学者で殺人捜査特別班の元トップのプロファイラ―、どんなやり口で事件を解決してくるのか!?

事件を仕切るのは国家刑事警察の殺人捜査特別班、セバスチャンはあくまでもお手伝い?随所でプロファイラ―らしい働きはするものの、事件は混迷の度を増すばかり。「本ボシ」とにらんだ相手が次から次へと「シロ」に・・・

最後に一件落着と思いきや、またまた「シロ」、真打ちセバスチャンの出番と相成る!

母親探しの結末には驚愕!シリーズ第二弾も期待します。

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沈黙の果て [book] [シャルロッテ・リンク]

sample1.jpgシャルロッテ・リンク/東京創元社/お薦め度 ★★★★

心理ゲーム

古い屋敷で休暇を過ごす、三組の夫婦子供が三人、仲良しグループかと思いきやそれぞれ問題を抱えながら時間は過ぎていく。

そんなある日、弁護士の妻で屋敷の持ち主と娘、獣医の夫であり大学教授、カリスマ・セラピストが刺殺死体で見つかる。凶器はナイフ。姉妹のひとりは重体(後に死亡)、獣医の娘は不在で難を逃れた。

生存者は獣医とその娘、弁護士、セラピストの妻の四人。犯人はこの中に!?

問題をより複雑にする人物がひとり、屋敷の相続権を主張する謎の男が・・・

お互いをつくろう仲良し三人組の夫たち、お互いを反目する妻たち・・・チクチクするような心理戦が繰り広げられる。

加えて、殺されたセラピストの書き遺した心理分析日記、三人組にはもうひとりの同級生がおり、その死に三人がかかわっていたことが物語をより複雑にする。


フーダニというより心理ゲーム。さすがドイツの宮部みゆき!最後の最後までじっくり読ませます。


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