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紳士と猟犬 [book] ['17 海外編]

sample1.jpgM・J・カーター/早川書房/お薦め度 ★★★★

MWA賞ノミネートの歴史ミステリー

イギリス東インド会社:当初は香辛料貿易を主に行っていたが、次第にインドに行政組織を構築、軍隊を保持して反乱鎮圧や他国との戦争を行う、インドの植民地統治機構へと変貌していく。

イギリス東インド会社に所属する純粋で無知な?少尉、エイヴリーと現地に溶け込んでいる変わり者?の探偵、ブレイクが行方不明の小説家マウントスチュアートを探すお話。

カルカッタからジャバルブルへ通常なら二ヶ月かかるところを三週間で行き着く間に、エイヴリーとブレイクの人となりが明らかになっていくが、行方不明の小説家の情報は読者には皆無。

ジャバルブルのサグ(盗賊団)対策本部にやっとの思いで到着するあたりからブレイクの隠密活動が功を奏し、マウントスチュアートの情報が断片的ではあるが入ってくる。

捜索の旅はまだまだ続く、その過程でドゥーラ藩王国の藩王を虎の襲撃からエイブリーが助けたり、サグに襲われた先で偶然にもマウントスチュアートに出会ったりと冒険劇満載!

最後の最後に物語のからくりがあきらかになるのだが、エイブリーとブレイクの対応が東インド会社の行く先を示すことになる!?

冒険、歴史小説として読み応え十分!途中から続きがありそうな予感を持ちながら読み進む。案の定すでに第三作まで本国では出版されているそうだ。邦訳を期待したいシリーズ。


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