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逆さの骨 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgジム・ケリー/東京創元社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第三弾

遺跡発掘現場で頭を銃で撃たれた遺骨が見つかる。現場はかっての捕虜収容所、しかも脱出用のトンネルのなか!?

早速取材に向かう週刊新聞記者、フィリップ・ドライデン。おかしなことに遺骨は捕虜収容所へ戻る途中だった。遺骨と一緒に真珠のネックレスと銀の燭台も発見される。

警察の捜査ではなく、新聞記者の調査なのでちょっとまどろっこしいが、収容所にはイタリア兵やドイツ兵が囚われていたが、イタリア兵は収容所の外で野菜をつくっていたことや、近くの屋敷から美術品などが盗まれていたことが判明する。

そんな折、現場で発掘の指揮をとっていた大学教授が何者かに銃で撃たれ死体で発見される。遺骨と何か関係が!?

教授の兄弟、教授と妻、自動車事故から覚醒しないフィリップの妻、発掘品収集家、盗まれた名画、イタリア人コミュニティ・・・重層するストーリーに派手さはないがイギリス発の本格ミステリー


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出訴期限 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgスコット・トゥロー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

中編小説!?

出版社の罠にはまってしまった!?刊行順で言えば、本書、「無罪」。邦訳は逆、「無罪」、本書。秀逸な「無罪」に続く邦訳とくれば期待は膨らむはず・・・

第一審どうりの刑をかすべきか?出訴期限を過ぎたことで被告人を無罪にすべきか?

出訴期限、時効ですね。15歳の少女に対するレイプ事件、証拠としてレイプの様子を撮ったビデオが採用、しかし、事件はすでに時効。上級裁判所判事三名の意見は一致せず、判事メイソンに委ねられる。

メイソンの若かりし頃の失態がオーバーラップ、それに加え何者かからの脅迫メールが・・・自責の念、脅威と闘いながら導き出した判決は!?

いつもの長編と比べると登場人物も少なく中編小説。ちょっと割高感のある一冊かな・・・


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ジェイコブを守るため [book] [お気に入り作家(海外)]

sample5.jpgウィリアム・ランデイ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

単なるリーガルサスペンスにあらず

本書を手にした理由は2つ、前二作「ボストン・沈黙の街」、「ボストン・シャドウ」の著者だったことと、リーガルサスペンス。

地区検事補・アンディの息子・ジェイコブが14歳の同級生殺しで逮捕される。

地域から孤立し、疲弊する家族。妻・ローリーはアンディの秘密の過去、父、祖父、曾祖父と三代にわたり殺人罪で服役、を知らされパニック状態。アンディもひそかに「ならず者」の血が息子に流れているのかと不安を募らせる。

裁判はジェイコブが有利に見えるが確証はない。判決前夜、起死回生の出来事が、変質者の自殺、殺害をの記した遺書、が起こる。

晴れて自由の身になった一家が訪れたリゾート地で、ジェイコブといい仲になった少女が行方不明となるに至って、母・ローリーのぬぐい去れない危惧が持ち上がる。

単なるリーガルサスペンスを超越した結末は衝撃的!


冬のフロスト [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgR・D・ウィングフィールド/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第五弾

相も変わらずワーカホリックなフロスト警部とデントン署の面々。田舎町の警察署なのにこうも次々と事件が起きるとはまか不思議!?

今回の複層する事件とは、少女行方不明事件、連続娼婦殺人事件、武装強盗事件・・・いつものフロスト流の我田引水的推理、行きあたりばったりの推理、がさく裂。

どたばた捜査が、最後の最後にきれいに解決する様は実に「水戸黄門」的。今回も十分に愉しめます。

本シリーズも残すところラストワンになりました。早く読みたい気持ちと、ちょっと時間を置きたい気持ちが交錯する読了感!?


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ゴーン・ガール [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgギリアン・フリン/小学館/お薦め度 ★★★★☆

小学館、今年の「隠し玉」!?

ニューヨークライターをやっていた、ニックとエミリー夫婦、ふたりとも時を同じくして失業、ニックの故郷ミズーリに帰郷、ニューヨーク育ちのエミリーにとってたいくつな2年だった。

5年目の結婚記念日にエミリーが突然、失踪?する。室内には大量の血を拭きとった跡。アリバイのないニックに嫌疑がかかる。

ニックの現在進行形とエミリーの日記が交互に語られる上巻。下巻はエミリーの失踪から物語が語られ、事件の内容が徐々に鮮明になっていく。

ニックとエミリー、男と女の愛憎劇なのだが、用意周到に計画されたアリバイ、証拠の陰湿さ、嘘・嘘・嘘、虚々実々の駆け引き・・・仮面夫婦を演じることになんの意味があるのか?

こころあたりのある方もいらっしゃるのでは!?


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冥闇 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgギリアン・フリン/小学館/お薦め度 ★★★★☆

第二作もマル!

デビュー作「KIZU」/早川書房は、わたしが選んだ2007年海外編のNo.1でした。

末娘、リビー、の証言で、一家三人惨殺事件、母親、二人の姉、の犯人として長男が逮捕され、収監される。末娘は7歳、兄は15歳だった。

24年が経過、生き残りの末娘として善意の寄付金暮らしも限界に来ていた矢先、「殺人クラブ」、殺人事件オタクの集まり、に招待され、謝礼をもらう。

「殺人クラブ」からの依頼にこたえるたびに謝礼を受け取るリビー、それが事件と真剣に向き合う旅になろうとは・・・

母親、兄の切ない物語が真実を覆い隠す。リビーは真実にたどり着けるのか!?

発行日がもう少し早ければ、出版社が早川書房?だったら、2012年ベスト10入り間違いなしの一冊だった。今年も全米ベストセラーの新刊が用意されているようなので期待したい。


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無罪 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgスコット・トゥロー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

「推定無罪」から24年

州上訴裁判所主席判事、60歳、ラスティ・サビッチ。24年前、地方検事局のNo.2だった当時、検事補殺しで無罪を勝ち取った(前回の「推定無罪」)。

妻・バーバラの変死。警察への通報まで丸一日の空白が・・・

これをめぐり、検事局のトップ、トミー・モルト、部下のジム・ブラウンはラスティを訴追する。因縁の対決、24年前に屈辱的な敗北を味わった、が再現される。

ラスティの不倫(懲りない男)、離婚相談、服用を誤ると死を招く処方薬・・・情況証拠はラスティに厳しいものであった。

ラスティの弁護を務めるサンディ・スターンと娘・マルタ、衝撃の真実が待ち受ける裁判の行方は如何に!?

本年度ベスト3間違いなしの一冊。


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この声が届く先 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgS・J・ローザン/東京創元社/お薦め度★★★★

シリーズ第十一弾

リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ、今回の主役はビル・スミス。リディア・チンが誘拐された!

正体不明の犯人のヒントにニューヨークを奔走するビル。ビルの助人としてリディアの親戚・ライナス、ライナスのガールフレンド・トレラが加わる。

ひとりの娼婦が殺され、三人の娼婦を間一髪で次々救い出すビル。敵対する売春組織の元締めらも参戦、タイムリミットは12時間・・・

ニューヨーク案内、「クィーンズ・・・郊外だから。郊外族はダサイ」、「アッパーイーストはいまや流行おくれ・・・冴えない老いぼればかりが住む街に成り下がった」、「ミートパッキング・ディストリクト・・・あのへんは個人住宅がないし、貸し物件もない」、「ミートパッキング・ディストリクトのすぐ東のヴィレッジも流行おくれだし、建物も古い。所帯持ちや子供が多い」、「チェルシー、MPDの北、数々のギャラリー。高級クラブ。空中公園ハイライン。広いロフト。高級ブティック。話題の的」、もあり、ニューヨークファンにはたまらない。

いつもと趣を異にする第十一弾!


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迷宮の淵から [book] [お気に入り作家(海外)]

sample8.jpgヴァル・マクダーミド/集英社/お薦め度 ★★★★☆

最新刊

未解決事件再捜査班のカレン・ピーリーのもとに二十二年前に失踪した父親の捜査願いが出される。余命いくばくもない孫の骨髄移植のために・・・

ジャーナリストのベルにより、迷宮入り事件、富豪の娘と孫が誘拐され、娘は殺され孫は行方不明、に新たな進展がもたらされる。富豪はカレンに再捜査を依頼する。

ふたつの事件が過去と現在を行きつ戻りつ展開される。いつしかふたつの事件は・・・

読者を引き込む巧さは相変わらず。巻末に近づくにつれ頁をめくる手がだんだんと遅くなってしまう。終わるのがもったいないという気持ち!?

最後の切り札の使い方は流石です。


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火焔の鎖 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgジム・ケリー/東京創元社/お薦め度 ★★★★

フィリップ・ドライデン・シリーズ第二弾

前作は「The Water Clock」、本書は「The Fire Baby」、「水」から「火」へ。

27年前に起こった米軍の飛行機事故、その時、自分の子供と死んだ子供をすり替えた母・マギー。死に際にドライデンを立会人として、手放した子供・リンドン、その後生まれた妹・エステルに嘘をついていたことを告白する。

失踪中?の少女のポルノ写真、トーチカで発見される拷問死体、アフリカからの不法入国斡旋事件、それらとマギーの嘘が複雑に絡みながら物語は進行する。

前作同様、ドライデンの運転手・ハンフリー、「閉じ込め症候群」で、ベッドで眠る妻・ローラ、ふたりがどういう形で真相解明に協力するのか?

100頁過ぎからエンジン全開の一気読み。ローラから預かった鍵が何だったのか、目覚めぬローラの容体の変化、シリーズならではの展開。シリーズ第三弾の一日も早い邦訳を期待します。


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