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出訴期限 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgスコット・トゥロー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

中編小説!?

出版社の罠にはまってしまった!?刊行順で言えば、本書、「無罪」。邦訳は逆、「無罪」、本書。秀逸な「無罪」に続く邦訳とくれば期待は膨らむはず・・・

第一審どうりの刑をかすべきか?出訴期限を過ぎたことで被告人を無罪にすべきか?

出訴期限、時効ですね。15歳の少女に対するレイプ事件、証拠としてレイプの様子を撮ったビデオが採用、しかし、事件はすでに時効。上級裁判所判事三名の意見は一致せず、判事メイソンに委ねられる。

メイソンの若かりし頃の失態がオーバーラップ、それに加え何者かからの脅迫メールが・・・自責の念、脅威と闘いながら導き出した判決は!?

いつもの長編と比べると登場人物も少なく中編小説。ちょっと割高感のある一冊かな・・・


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ジェイコブを守るため [book] [お気に入り作家(海外)]

sample5.jpgウィリアム・ランデイ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

単なるリーガルサスペンスにあらず

本書を手にした理由は2つ、前二作「ボストン・沈黙の街」、「ボストン・シャドウ」の著者だったことと、リーガルサスペンス。

地区検事補・アンディの息子・ジェイコブが14歳の同級生殺しで逮捕される。

地域から孤立し、疲弊する家族。妻・ローリーはアンディの秘密の過去、父、祖父、曾祖父と三代にわたり殺人罪で服役、を知らされパニック状態。アンディもひそかに「ならず者」の血が息子に流れているのかと不安を募らせる。

裁判はジェイコブが有利に見えるが確証はない。判決前夜、起死回生の出来事が、変質者の自殺、殺害をの記した遺書、が起こる。

晴れて自由の身になった一家が訪れたリゾート地で、ジェイコブといい仲になった少女が行方不明となるに至って、母・ローリーのぬぐい去れない危惧が持ち上がる。

単なるリーガルサスペンスを超越した結末は衝撃的!


ゴーン・ガール [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgギリアン・フリン/小学館/お薦め度 ★★★★☆

小学館、今年の「隠し玉」!?

ニューヨークでライターをやっていた、ニックとエミリー夫婦、ふたりとも時を同じくして失業、ニックの故郷ミズーリに帰郷、ニューヨーク育ちのエミリーにとってたいくつな2年だった。

5年目の結婚記念日にエミリーが突然、失踪?する。室内には大量の血を拭きとった跡。アリバイのないニックに嫌疑がかかる。

ニックの現在進行形とエミリーの日記が交互に語られる上巻。下巻はエミリーの失踪から物語が語られ、事件の内容が徐々に鮮明になっていく。

ニックとエミリー、男と女の愛憎劇なのだが、用意周到に計画されたアリバイ、証拠の陰湿さ、嘘・嘘・嘘、虚々実々の駆け引き・・・仮面夫婦を演じることになんの意味があるのか?

こころあたりのある方もいらっしゃるのでは!?


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冥闇 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgギリアン・フリン/小学館/お薦め度 ★★★★☆

第二作もマル!

デビュー作「KIZU」/早川書房は、わたしが選んだ2007年海外編のNo.1でした。

末娘、リビー、の証言で、一家三人惨殺事件、母親、二人の姉、の犯人として長男が逮捕され、収監される。末娘は7歳、兄は15歳だった。

24年が経過、生き残りの末娘として善意の寄付金暮らしも限界に来ていた矢先、「殺人クラブ」、殺人事件オタクの集まり、に招待され、謝礼をもらう。

「殺人クラブ」からの依頼にこたえるたびに謝礼を受け取るリビー、それが事件と真剣に向き合う旅になろうとは・・・

母親、兄の切ない物語が真実を覆い隠す。リビーは真実にたどり着けるのか!?

発行日がもう少し早ければ、出版社が早川書房?だったら、2012年ベスト10入り間違いなしの一冊だった。今年も全米ベストセラーの新刊が用意されているようなので期待したい。


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無罪 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgスコット・トゥロー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

「推定無罪」から24年

州上訴裁判所主席判事、60歳、ラスティ・サビッチ。24年前、地方検事局のNo.2だった当時、検事補殺しで無罪を勝ち取った(前回の「推定無罪」)。

妻・バーバラの変死。警察への通報まで丸一日の空白が・・・

これをめぐり、検事局のトップ、トミー・モルト、部下のジム・ブラウンはラスティを訴追する。因縁の対決、24年前に屈辱的な敗北を味わった、が再現される。

ラスティの不倫(懲りない男)、離婚相談、服用を誤ると死を招く処方薬・・・情況証拠はラスティに厳しいものであった。

ラスティの弁護を務めるサンディ・スターンと娘・マルタ、衝撃の真実が待ち受ける裁判の行方は如何に!?

本年度ベスト3間違いなしの一冊。


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この声が届く先 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgS・J・ローザン/東京創元社/お薦め度★★★★

シリーズ第十一弾

リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ、今回の主役はビル・スミス。リディア・チンが誘拐された!

正体不明の犯人のヒントにニューヨークを奔走するビル。ビルの助人としてリディアの親戚・ライナス、ライナスのガールフレンド・トレラが加わる。

ひとりの娼婦が殺され、三人の娼婦を間一髪で次々救い出すビル。敵対する売春組織の元締めらも参戦、タイムリミットは12時間・・・

ニューヨーク案内、「クィーンズ・・・郊外だから。郊外族はダサイ」、「アッパー・イーストはいまや流行おくれ・・・冴えない老いぼればかりが住む街に成り下がった」、「ミートパッキング・ディストリクト・・・あのへんは個人住宅がないし、貸し物件もない」、「ミートパッキング・ディストリクトのすぐ東のヴィレッジも流行おくれだし、建物も古い。所帯持ちや子供が多い」、「チェルシー、MPDの北、数々のギャラリー。高級クラブ。空中公園ハイライン。広いロフト。高級ブティック。話題の的」、もあり、ニューヨークファンにはたまらない。

いつもと趣を異にする第十一弾!


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迷宮の淵から [book] [お気に入り作家(海外)]

sample8.jpgヴァル・マクダーミド/集英社/お薦め度 ★★★★☆

最新刊

未解決事件再捜査班のカレン・ピーリーのもとに二十二年前に失踪した父親の捜査願いが出される。余命いくばくもない孫の骨髄移植のために・・・

ジャーナリストのベルにより、迷宮入り事件、富豪の娘と孫が誘拐され、娘は殺され孫は行方不明、に新たな進展がもたらされる。富豪はカレンに再捜査を依頼する。

ふたつの事件が過去と現在を行きつ戻りつ展開される。いつしかふたつの事件は・・・

読者を引き込む巧さは相変わらず。巻末に近づくにつれ頁をめくる手がだんだんと遅くなってしまう。終わるのがもったいないという気持ち!?

最後の切り札の使い方は流石です。


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シャンハイ・ムーン [book] [お気に入り作家(海外)]

sample1.jpgS・J・ローザン/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

リディア&ビル・スミスシリーズ

近代歴史ミステリーと言ってもいい壮大なスケール。第二次世界大戦前夜、ザルツブルグから上海に亡命するギルダー姉弟。船中で中国人青年・カイロンと知り合うロザリー。動乱期の中国で白人と中国人の結婚は奇異に映ったが、結婚。それを祝し、ギルダー家とチェン家の宝石を組み合わせてブローチをつくった。後に「シャンハイ・ムート」と呼ばれる。

リディアは同業の探偵・ジョエルから宝石探しの手伝いを頼まれる。中国人の役人がその宝石を横取りし、チャイナタウンで処分しようとしていると・・・

ロザリーの母親宛ての膨大な手紙を読み解きながら、ロザリー家、チェン家の物語にのめり込んでいくリディア。

「シャンハイ・ムーン」をめぐる人間模様が次第に浮き彫りになるのだが、起伏に富んだプロットは読者を飽きさせない。一気読みまちがいなしの一冊!


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愛書家の死 [book] [お気に入り作家(海外)]

sample8.jpgジョン・ダニング/早川書房/お薦め度 ★★★☆

シリーズ第五弾にして新シリーズ!?

主人公である元警官、古書店経営者・クリフと弁護士であり恋人・エリンが古書に絡んだ事件を解決するシリーズ。その過程の回り道だったり、蛇足だったりが心地よかったのだが、本書はその心地よさが半減しているように思える。

何がそうさせているのか?

本好きにはたまらない本シリーズに今回は競馬が絡んでいる。ディック・フランシスのように競馬でシリーズ化が出来るほどの題材。読者としてはジョン・ダニングを読みたいのだから古書に絡めた一冊にしてほしかった次第です。


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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[book] [お気に入り作家(海外)]

sample3.jpgスティーグ・ラーソン/早川書房/お薦め度 ★★★★★ 

「ミレニアム」三部作、完結!

第二部のラストで、頭を撃たれたリスベット、ミカエルの機転で救急へりで病院に搬送され緊急手術を受ける。一方、アレクサンデル・ザラチェンコもリスベットに斧で頭をかち割られ、同じ病院で手術を受ける、ふたりとも一命をとりとめる。

今回のリスベットは病院になか、動くことが出来ない。事件の核心にせまる役割は、ミカエルを中心とする「ミレニアム」メンバー、ミルトン・セキュリティーの社長、スタッフ、ストックホルム県警犯罪捜査部、公安警察憲法保証課・・・たくさんのメンバーが結果として、リスベットの疑念を晴すため奔走する。

リスベットは病室からPDAを使ってミレニアムの共同経営者、エリカ・ベルジュにつきまとうストーカーを退治するだけ・・・

リスベットの心境が吐露される、「彼女は相手がだれであれ、借りをつくるはきらいだった。まるで自分にはコントロールできないゲームの駒になったような気がした」(下巻404頁)

リスベット抜きで最終章へとつきすすむ。

三部作として十二分に楽しませてくれたシリーズです。本年度ベスト3 間違いなし!?


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