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'17 海外編 ブログトップ

地中の記憶 [book] ['17 海外編]

sample5.jpgローリー・ロイ/早川書房/お薦め度 ★★★★

MWA賞受賞作

1936年、サラとジュナ、姉妹を中心とする話と、1952年、アニーを中心とする話が交互に語られる。

1952年、アニーのハーフバースデー、16歳の6か月前の日、成女の日と言われ、真夜中に井戸を覗き込むと未来の伴侶が見えるという言い伝えがある。アニーに無理やりついてきた妹のキャロライン、ふたりが帰りに見たものはペイン家の老母の死体だった。

1936年サラとジュナ、長女的なサラと奔放なジュナ、対照的な姉妹と男としては線の細い弟デイル。ジュナとデイルが作業に出掛けるが、帰りが遅いので探しにいくと乱れたブラウス、手から出血したジュナを発見する。デイルの姿は見えない。

ジュナの証言をもとに捜索が開始され、ペイン家の長男が重要参考人として浮かびあがり、彼の証言を発端に瀕死の重傷を負ったデイルが発見される。

ジュナがペイン家の長男に何をされたか、デイルの発見証言をもとに裁判にかけられた長男は絞首刑を言い渡され、ジュナが女児を出産、殺される。

1936年に起こった殺人事件が16年後のアナ一の家族、ペイン一族・・・に引継がれる。ゆっくりと流れる語り口が筆者の持ち味なので少々の我慢が必要かも!?


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失踪者 [book] ['17 海外編]

sample1.jpgシャルロッテ・リンク/東京創元社/お薦め度 ★★★★

ドイツの宮部みゆき、東野圭吾!?

イングランド片田舎で半身不随の兄の面倒を見ながら暮らすエレイン、幼なじみのロザンナの結婚式に招待され、ジブラルタルに向かうが、濃霧でヒースロー空港がで足止めをくらう。

お金の持ち合わせも少なく、どうしたらいいかパニくるエレイン。トイレの入り口で鉢合わせした弁護士マークの好意で自宅に泊めてもらうことに・・・

翌朝、マークに駅まで送ったもらったエレインだったが、そこから痕跡が途絶えた。

5年後、エレインを含めた失踪者を記事にする仕事を請け負う、ジブラルタルからロンドンへ、元ジャーナリストのロザンナ。ラッキーにもマークに接触、当時の状況を確認、エレイン探しにマークが協力することに・・・

物語は空白の5年間のエレイン?とロザンナの調査が交互に語られ、上巻の最後にロザンナとエレイン?が出会う。エレインのパスポートを持っていた女はまったくの別人、何故エレインのパスポートを?

エレインの失踪で人生を狂わされたマークに惹かれ始め、冤罪?を晴らすためにエレイン探しにのめり込むロザンナ・・・

その一方でロザンナと義理の息子、マークと別れた息子の関係が物語に大きな影を落す。果たしてエレインは生きているのか!?

何冊か読んでみたい作家!


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インヴィジブル・シティ [book] ['17 海外編]

sample1.jpgジュリア・ダール/早川書房/お薦め度 ★★★★

シェイマス賞、マカヴィティ賞、バリー賞最優秀新人賞受賞作

ニューヨーク・トリビューン>紙の地方通信員、レベッカ、毎朝電話をかけ、仕事を割り振られ、現場へ駆けつける。雇用保障や福利厚生はもちろんない。

今回の現場はブルックリンのスクラップ置き場、そこで全裸の女性の死体が見つかる。死体は検視にまわされることなく超正統派ユダヤ教徒の一団に引き渡される。

そのことに疑問を持つレベッカの前にニューヨーク市警の刑事、ソールがあらわれる。埋葬される前に女性の遺体を確認出来ると聞かされる。遺体は頭部を何かで殴られ痕が・・・

女性の身元はユダヤ人社会で大きな影響力をもつ資産家の妻だったことが判明、ソールの情報に操られるように調査を進めるレベッカ。

レベッカ自身も超正統派だった母に捨てられ、母親探しにブルックリンに来たユダヤ人。物語はユダヤ人社会の文化、習慣、掟・・・などが複雑に絡む世界へ。

新人賞三冠のポイントはほとんどの人が知らないユダヤ人社会を舞台にしたことだろう。シリーズ化できそうな一冊!?


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偽りの襲撃者 [book] ['17 海外編]

sample1.jpgサンドラブラウン/集英社/お薦め度 ★★★★

ロマンティック・ミステリー

銃を持った男が突然乱入、女性判事、ホリーに向けて?銃を発射、銃弾は廷吏の男の命を奪う。義父との養育権裁判の法廷に居合わせたテキサス・レンジャーのクロフォードは咄嗟にホリーを庇う行動をとり、逃走した犯人を追う。

屋上に逃げた犯人は結局警察に射殺され、事件の解明は警察に委ねられる。

検死に立ち会ったクロフォードは犯人の身体的特徴に違和感を覚える。ホリーも確信はないがクロフォードに同意する。

ここからがロマンティック・サスペンス、クロフォードとホリーが一夜を過ごしたことからホリーは養育権裁判の判事を降りる羽目になり、自身のキャリアを危うくする一方、クロフォードとタッグを組み事件の真相に迫る。

愛する娘、反目する義父、幼いころからそりが合わない事件担当の巡査部長、ふたりの恋情・・・多種多彩なサブストリーを用意したエンターテインメント

初めて手にしましたが、邦訳の数は半端ない作家なんですね!!!


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スパイの忠義 [book] ['17 海外編]

sample1.jpgサイモン・コンウェイ/早川書房/お薦め度 ★★★★

 
CWA賞受賞作

イギリスの秘密情報機関、「局」(デパートメント)、の諜報員ジョーナ、その幼なじみノア、ふたりの関係は諜報員とスパイ、テロ組織に潜入、情報を集めさせていた。

テロ組織の資金移動にダイヤモンドが使われていることからダイヤモンド鉱山へ潜入を試みるジョーナ、テロ組織に気付かれ殺されそうになるが、窮地を救ったのはノアだった。

アフガン情勢の変化から「局」から切れ捨てられたノアが復讐のため「局」とジョーナを罠にはめた。「局」はジョーナに秘密を握るノアの殺害を命じる。

話は更に大転換を迎える。アメリカのスパイとなったノアがテロの予告宣言、「局」の秘密を暴露したのだ。それにより大がかりな陰謀が明らかになる・・・

途中からミランダ、ジョーナとノアと関係を持つ女、が登場、ジョーナにつくのかノアにつくのか?運命を左右するキーパーソンとなる。

クライマックスの嵐のなか、三人の人生が交わる件は迫力満点。前半のつまらなさ?を我慢すれば後半は一気読み!?


タグ:CWA賞
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棺の女 [book] ['17 海外編]

sample1.jpgリサ・ガードナー/小学館/お薦め度 ★★★★

 
ハードサスペンス

暴行目的で犯人のガレージに連れ込まれた女、ガレージにあった不凍液と切り花栄養剤を犯人の顔にかけ焼死させる。何ともハードボイルド?な序章・・・

過剰防衛?と思われる行動をとった女こそ、7年前に472日、拉致監禁され生還したフローラだった。

犯人の部屋からふたりの女の免許証が見つかると同時に、フローラは三ケ月前に行方不明になった女子大生の事件に焼死した犯人が関与していると指摘。

そんな矢先、フローラが再び姿を消す。ベッドルームにはクロロフォルムの臭いが・・・

7年前の拉致監禁と三度監禁されるフローラの話が交互に語られる。

物語的には壮絶な体験から生還したフローラが強い女に変身、三度犯人をやっつけるストーリーなのかと思いきや、ボストン市警の女刑事D・D・ウォレンスが主人公らしい・・・わたし的には「ミレニアム」のリスベットを期待していたのだが・・・

確かにハードサスペンスだ!


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