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江戸川乱歩賞 ブログトップ
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QJKJQ [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg佐藤究/講談社/お薦め度 ★★★

2016年江戸川乱歩賞受賞作

快楽殺人のスペシャリストが家族、母杞夕花、兄浄武、父桐清、そして私亜李亜。

キリングハウスから突然兄が殺され死体が消えた。兄に続き母も・・・父とふたりになった亜李亜、父が兄と母を殺したのか!?

13年前の殺人事件のフラッシュ・バックが亜李亜を襲う・・・フラッシュ・バックと現在の繋がりは何なのか?それを解き明かす鍵は父桐清!

ここから延々と境界殺人犯の殺人遺伝子がどうのこうのという読者を煙に巻く与太話?が始まる・・・

我慢しながら最後まで行きついたが、スッキリしない江戸川乱歩賞受賞作!

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道徳の時間 [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg呉勝浩/講談社/お薦め度 ★★★☆

本年度江戸川乱歩賞受賞作

作品より選考経過の方がおもしろい!? 

選者は五氏、有栖川有栖はイチオシ、池井戸潤は「受賞者ナシ」、石田衣良は消極的ながらもオシ、今野敏は他作をオス、辻村深月はイチオシ。講談社は当然、受賞作品なしだけは避けたい(過去に一回だけ受賞作品なしあり)。最終的に多数決の決着、3対2、薄氷の受賞。

例年であれば著者近影と受賞の言葉があるはずなのに本書にはそれがない。著者のささやかな抵抗!?

ビデオジャーナリスト、伏見の住む街で連続イタズラ事件発生、現場に「生物の時間を始めます」、「体育の時間を始めます」とのメッセージが・・・続いて陶芸家の自殺?そこにも「道徳の時間を初めます。殺したのはだれ?」との落書きが・・・

うら若き女が監督するドキュメンタリー映画の仕事が伏見のもとに舞い込む。題材は「鳴川第二小事件」、13年前、講演中の講師が5、6年生の目の前で刺殺され、犯人は黙秘を続け、「これは道徳の問題なのです」と言い残し、無期懲役刑が確定。

現在と過去の事件がどうリンクするのか?と読む進むが全くリンクしない。主人公が関わる現在と過去の単なる事件。また、13年前の事件の動機が明らかになる件は「それはないでしょう!」。


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闇に香る嘘 [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg下村敦史/講談社/お薦め度 ★★★★

第60回江戸川乱歩賞受賞作

村上和久は全盲の視覚障害者、孫娘に腎臓を移植しようと検査を受けるが、結果は不適格。娘はすでに腎臓の片方を提供しているため、頼みの綱は兄の竜彦だった。

岩手の実家に母と住む兄、腎臓移植を頼むが、検査さえも拒否されてしまう。

兄の態度に違和感を覚える和久。兄は中国残留孤児、永住帰国を果たした時、和久は既に失明、兄の顔を確認することは出来なかった。兄は偽者?

視覚障害をおして、北海道、岩手、京都と真実を求め歩く和久。果たして兄の正体は・・・

視覚障害、69歳、娘と離れ独り暮らし・・・すべての苛立たしさが真実を曇らせる。

前半の伏線を後半ひとつひとつつぶすことで真実が見えるさまは、まさにミステリー!

追伸:江戸川乱歩賞作家と言えども二作、三作となかなか続かない。今回は期待出来そうな新人!?


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襲名犯 [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg竹吉優輔/講談社/お薦め度 ★★★☆

本年度江戸川乱歩賞受賞作

死刑になった連続猟奇殺人事件犯を崇拝する人間が、模倣犯、襲名犯を行うという話。

選者のひとり、石田衣良が「今の時代の空気を感じさせてくれる新人の作品が読みたいのだ。ついでにいえば、普通の殺人事件が起きる現代ミステリーをもっと読みたい」、と。

異議なし!

追伸:高視聴ドラマ「半沢直樹」の原作者、池井戸潤も1998年に「果つる底なき」、金融サスペンス、で乱歩賞を受賞しているのですよ・・・


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カラマーゾフの妹 [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg高野史緒/講談社/お薦め度 ★★★☆

江戸川乱歩賞受賞作

ここ数年、なかなか手が出にくくなった江戸川乱歩賞受賞作、本書も同様。年末に至ってやっと手にすることに。

「カラマーゾフ事件」、父親が撲殺され、長男が逮捕、シベリア送りとなり、落盤事故で死亡、の13年後、次男、特別捜査官・イワンが事件の再捜査のため帰省するとこらから物語は始まる。

再捜査の最中、「カラマーゾフ事件」で名を馳せたゴシップ屋、担当判事が続けて殺され、三男・アレクセイの妻が失踪・・・怨霊のなせる業!?

イワンが多重人格者だったり、三男・アレクセイ、事件当時は見習い修道士、現教師、がテロリストだったり荒唐無稽な、近未来小説風な、展開へ・・・

来年こそはすぐにでも手にとれる作品が選ばれることを期待したい!!!


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よろずのことに気をつけよ [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg川瀬七緒/講談社/お薦め度 ★★★★

江戸川乱歩賞受賞作

「完盗オフサイト」/玖村まゆみとのW受賞、しかもW女性の江戸川乱歩賞

「不離怨願、あたご様、五郎子」と書かれ、三つの血判が捺された呪術符が殺された祖父の家から見つかる。孫の真由は文化人類学博士・仲澤に協力を依頼する。

祖父がボランティアで通っていた小児病棟、ひとりの女の子から発せられた祖父の言葉、「師走の月に雪なくば、よろずのことに気をつけよ」。

同一の呪術が施された第二の殺人事件、誰の呪いなのか?呪われる人物とは誰なのか?仲澤と真由の謎解きの旅は高知、山形、福島へ・・・

選者のひとり京極夏彦いわく、受賞作は「商品化される」ということをより意識すべきなのだろう、と。題材としては使い古された本書。そういう意味では「完盗オンサイト」の方がわたし的には、はちゃめちゃで面白かった。 


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完盗オンサイト [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg玖村まゆみ/講談社/お薦め度 ★★★★

江戸川乱歩賞受賞作

江戸川乱歩賞のファンとしてもなかなか手にすることがのできなかった受賞作・・・内田康夫の選評「マンガの原作程度にしか評価できない」

プロットが実に面白い。皇居にオンサイト、目標のルートについて情報をもたないまま最初のトライで完登し、550歳の盆栽、三代将軍、を失敬する、報酬は一億円。

エンタメ要素満載の一冊かと思いきや、そうではない。DVを受けた女性から男の子を預かる和尚、シャイ・ドレーガー症候群の元医師であり男の子の父親、國生建設会長・社長兄弟、元恋人が絡む展開。

みなまでは言えませんが、当初の目的が大きく違ったものになっていくラストは「オーシャンズ」的!?

ミステリーかと問われれば、「non!」 


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プリズン・トリック [book] [江戸川乱歩賞]

sample1.jpg遠藤武文/講談社/お薦め度 ★★★★ 

本年度江戸川乱歩賞受賞作

江戸川乱歩賞初の全15段、全面広告!?講談社の力のいれようがわかります

表題の通り、交通刑務所における密室殺人事件。

帯に「あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。そして必ず、二度読む」、と。然らばこちらも覚悟して読み進むことに。

近年、稀に見る傑作かといえば、「・・・」。

巻末に選考委員の選評あり、票が割れた選考の様子がうかがえます。大沢在昌の選評に近い感想を持ちました。

「視点人物が多すぎる。不要とも思える人物の視点まである。主人公だと信じていた人物が、実にあっさりと殺されてしまい、肩透かしをうけた」。

次作で勝負してほしいものです。


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誘拐児 [book] [江戸川乱歩賞]

sample7.jpg翔田寛/講談社/お薦め度 ★★★★ 

第54回江戸川乱歩賞受賞作

昭和21年、5歳の男の子が誘拐される。闇市の混乱のなか身代金をまんまと犯人にせしめられた挙句、男の子を見つけ出すことができなかった未解決事件。

15年後に起きた女性惨殺事件。ふたつの事件がいつしか繋がりを見せ始めることに。

母親が死際に残した言葉に翻弄される主人公、5歳までの記憶に母親の姿はない。もしや母親が誘拐犯ではと、自分探しがはじまる。

惨殺された女性のアパートは徹底的に家捜しがされていた。犯人は目当てのものを発見出来たのか?次第に女性像があきらかになっていく。

ふたつの事件の接点は病院、殺された女性が死んだ母親の付添婦をしていた。これ以上はもう言えませんが・・・

乱歩賞受賞作ですが、途中で読みかえしてしまう場面が何回かあったりして、状況説明不足のところもありますが、最後の最後まで話を引っ張っぱり、まとめあげたことは偉い!


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訣別の森 [book] [江戸川乱歩賞]

sample8.jpg末浦広海/講談社/お薦め度 ★★★★ 

第54回江戸川乱歩賞受賞作

本年度の受賞作のひとつ、もうひとつは「誘拐児」/翔田寛

ドクターヘリの機長・槇村は、出動中に墜落した取材ヘリからけが人を救出する。けが人はパイロットと記者、パイロットはかつて愛した部下・一恵だった。こつ然と病院から姿を消す一恵。

取材ヘリの回収に自衛隊が出動していることから事件はあらぬ方向へ進んでいく。女医と共に真相を追う槇村、そこには自衛隊を辞めることになった事件、知床の環境問題らが複雑に絡んでいた。

環境問題は少々唐突すぎますが、大自然のなかで繰り広げられる追跡劇、ドクターヘリの舞う姿など絵図らが目に浮かぶことが受賞の大きな要因のようです。難点は忘れて楽しんでください。

追伸:西村寿行の「犬笛」を思い出した人もいるのでは・・・


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