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キャロル・オコンネル ブログトップ

ルート66 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネンル/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

 
キャシー・マロリー・シリーズ第九弾

物語はいきなり、マロリーの部屋から女の死体。部屋の主はどこにもいない。マロリーが殺したのか!?

マロリーは自分が生まれる前に書かれた実父の手紙をなぞる旅に出ていた。それは「ルート66」をなぞる旅でもあった。

マロリーの旅はなんの旅かというのは徐々に明らかになるが、その前に「ルート66」上で起きた連続殺人事件に出くわすことになる。

クレジットカードの履歴をもとにマロリーのあとを追う相棒のライカー、それに加わるチャールズ、行方不明の子供を持つ親の大集団、事件を追うFBI捜査官、シカゴ市警の警察官らが絡み連続殺人事件は混迷の度を増す。

マロリーは被害者集団の子供を守り、犯人をあげることが出来るのか?また「ルート66」の旅の目的は達成することが出来たのか?

長らくくすぶっていたマロリーの自分探しが明らかになる待望の一冊!


死のオブジェ [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

マロリー・シリーズ第三弾

画廊でアーティストが殺される。12年前、同じオーナーの画廊で起きた猟奇的殺人、2つの死体をオブジェに見立てた、との関連をにおわす匿名の手紙が届く。

12年前の事件を担当していた養父マコーヴィッツは、表向きは解決していた事件に疑問を呈していた。今は亡き養父の残した資料をもとに捜査を進めるマロリーに何故か警察上層部から配置転換命令の横やりが入る。

横やりに屈するほど柔なマロリーでないが、自身の部屋が荒されたり、養父の家が放火されたりと踏んだり蹴ったり。

マコーヴィッツが指し示す真犯人は?

シリーズ第三弾にしてマロリーの意外な素顔を垣間見る。チャールズパーティに出掛け、事情聴取?に没頭するあまりチャーリーを放って帰る。そぼ降る雨の中、黒いドレスのまま、チャーリーの部屋の窓に石とメモを投げ込むシーン。最後にお返しがあるのだが、これは読んでのおたのしみ・・・

相変わらず愉しませてくれるシリーズ!


ウィンター家の少女 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

マロリー・シリーズ第八弾

ウィンター邸で起こる殺人事件、殺されたのは保釈中の連続殺人犯、殺したのは70歳の老女、凶器はアイスピック。事件当時、邸宅にいたのは老女と姪だけだった。

ウィンター邸で58年前に起きた「ウィンター家大虐殺」、子供9人、大人4人が住んでいた邸宅で起きた、9人の人間が刺されて殺され、4人の子供だけが助かった、事件。老女は行方不明になっていた少女だった!?

この事件を追っていたライカー、マロリーの相棒、の祖父と親父、奇しくもライカーもマロリーと一緒に過去と現在の事件を追うことに・・・

相変わらずズバリと事件に切り込み、独断専行のマロリー、なぜかいつも事件に絡むバトラー、マロリーに心を寄せる友人、親子三代にわたり58年前の事件を追うライカー・・・

連続殺人犯を殺したのは本当に老女なのか?58年間行方不明だった少女はどこでどうしていたのか?「ウィンター家大虐殺」の犯人は?

今回も「氷の天使」の面目躍如、愉しめた最新刊でした!


アマンダの影 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

マロリー・シリーズ第二弾

最新刊「ウィンター家の少女」、マロリー・シリーズ第八弾、の前に未読の第二弾を・・・

マロリーがテレビで目にしたのは自分の死を伝えるニュース・・・被害者はマロリーの名前の入ったブレザー、寄付センターに出した、を着ていた。

被害者の名前はアマンダ、部屋には指紋はひとつもなく隅々まで掃除されていた。PCの削除された名簿と名刺ホルダーを突き合わせ、抜き取られた名刺からコンドミニアムの住人が犯人だと断定するマロリー。

コンドミニアムに住む血の繋がらない叔母と部屋を交換、堂々と住人の捜査に乗り出す。

メインストーリーはこうだが、本書にはサブストーリーがふたつ。超能力?を持つ少年の能力評価とPCの中にあった小説をもとに「アマンダの影」になること。こちらは友人、マロリーに心を寄せる、チャールズが一役買う。

小説とともにアマンダの部屋にはもうひとつの鍵?を握る猫が・・・

なんとも魅力的なクール・ビューティ、マロリー!


陪審員に死を [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

マロリー・シリーズ第七弾

有罪と思われた裁判で、何故か無罪の評決。ラジオのリスナーが陪審員の行方を次々とあぶり出し、「死神」が彼らを殺害して行く。こんな危険なゲームは、既に12人の陪審員のうち9人が殺され、残るは3人・・・

マロリーの相棒、ライカー、四発を被弾、一命を取り留め現在休職中。弟の代わりに清掃会社を経営、復帰に積極的じゃない。その清掃会社で働く、亀背の女、ジョアンナ・アポロ。彼女に付きまとうFBIと悪戯をする浮浪者は殺された。

いきなり事件の真っただ中に読者を放り込み、困惑させるのも著者の狙いかも!?前後関係の整理に少々時間を要する。それさえ我慢していただければ、後半は愉しめるはず。

謎の女ジョアンナに心ひかれるライカー、そんなライカーにいらつくマロリー・・・ついついマロリーに肩入れしてをしてしまう自分。マロリーのクールビューティとオコンネルのクールな筆運びが合いまったシリーズ。それにしも遅すぎる邦訳、刊行2003年、邦訳2014年・・・


吊るされた女 [book] [キャロル・オコンネル]

sample7.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

キャシー・マロリー・シリーズ

相棒・ライカーの情報屋だった娼婦・スパローが吊るされた。金髪を口に詰め込まれ、まわりには虫、蝋燭が・・・

二十数年前に養父・ルイ・マコーヴィッツがかかわった同様の未解決事件が浮かび上がる。

スパローの事件にマロリーの生い立ちとそれに続く連続殺人事件を語らせ、その一方で過去の事件でルイを生き返らせる巧みなプロット。

ストリートチルドレンだったキャシーとスパローの関係とそれにまつわるウェスタン小説をサブストーリーにしているため、脇役?ふたり、ライカーと友人のコンサルタントチャールズ、が主役を演じる。それにしても遅すぎる邦訳!


愛おしい骨 [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

500頁超の大作

二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、夜な夜な玄関先に置かれる弟の骨となんら変わっていない家だった。

弟の捜査に否応なく巻き込まれるオーレン、二十年の歳月を元に戻った人々、副保安官の母・司書ホテルの女主人、鳥類学者、その父・弁護士、その母・アルコール中毒、元警官・客員講師、の秘められた過去が次第に明らかになってゆく。

それらの人々に加え、当時のことすべてを理解している家政婦のハンナがオーレンの後押しをする。後押しというより影でリードすると言ったほうがいいかもしれません。ハンナのオーレンに対する大きな愛情ですね。

秘められた過去が次第に明らかになっていく様はさすがキャロル・オコンネル!?

この季節にぴったりの一冊ですね。


クリスマスに少女は還る [book] [キャロル・オコンネル]

キャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度★★★★★

ブレイクのきっかけは本書!?

「魔術師の夜」、「氷の天使」に続いて手にする一冊。クリスマスも近づくある日、ふたりの少女が行方不明となる。ひとりは副知事の娘、もうひとりはその親友。

捜査にあたる警察官は、十五年前のこの季節、一卵性双生児の妹を誘拐され、殺されたという暗い過去を持つ、ルージュ

「わたしはあなたを覚えているわ」と、ルージュの前にあらわれる女、頬にぎざぎざの傷痕をもと法心理学者・アリ博士。

副知事の権限で投入されるFBI捜査官、霊能者、神父、私立探偵・・・多彩な登場人物を登場させ、ふたりの少女の行方を追う。

本書がブレイクのきっかけとなり、マロリー・シリーズが注目をあびることになるとは・・・

果たして少女の無事なのか?犯人は誰か?しっかり読ませるミステリーの傑作!


氷の天使 [book] [キャロル・オコンネル]

キャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度★★★★★

「魔術師の夜」にすっかりはまってしまい、シリーズ第一弾の本書を手にすることになりました。なんとも魅力的な主人公、マロリー!

いきなり、養父ルイ・マーコヴィッツの殺害現場に勝手に立会うマロリー。養父の死に涙を流すこともなく、淡々と仕事をこなす。

なんともクールでカッコいいハリウッド的イントロ!?

義父マーコヴィッツ、重大犯罪課警視、が追っていた事件は裕福な老女ばかりを狙う連続殺人犯、事件に関与することを禁じられるマロリーだが、そんなことはおかまいなし、独自の捜査を開始する。

今までに見たことのないマロリーの人物設定が魅力的。荒んだ過去をもつ少女、14歳でマーコヴィッツのもとに引き取られ、妻、ヘレンの暖かさの中で生き返えり、ハッキング以外の盗みから手を引き、養父と同じ職業を選択する、現在25歳、尾行には不向きな美貌と明晰な頭脳・・・本書の成功要因のひとつに違いない。

最新刊「魔術師の夜」の中に出てくる著名なマジシャン、マックスキャンドルを第一弾から登場させるということは、著者の中にはシリーズ化されたものが最初からあったということ。なんとも凄い!


魔術師の夜 [book] [キャロル・オコンネル]

キャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度★★★★★

マロリー・シリーズ、第五弾。

女巡査部長、マロリーの最大の売りはブラフ。「ブラフ」とは、こけ脅し、はったり、虚勢。特に、ポーカーなどでみせる、はったりの態度。本書でもポーカーでブラフをかけるマロリーが登場する。

本書のもうひとつの売りはマジック、前作でも登場しているそうです。さしずめ、日本の作家でいえば、泡坂妻夫氏でしょうか・・・

イントロが実にいい。奇術の祭典で再演される「失われたイリュージョン」、そのステージで演者がクロスボウの矢で射抜かれて死亡、感謝祭のパレードで、犬の風船をぶち抜く発砲事件発生、マロリーに容疑がかかる。

容姿端麗、頭脳明晰、それとは対照的に、口から出る言葉は辛らつそのもの、「天使」と「悪」が同居する、そんなアンチ・ヒロインの単独捜査が開始される。

フェスティバルに召集された四人の老マジシャンたち、亡くなった妻・ルイーザをいまも同席させるマジシャン・マラカイ、第二次世界大戦中に起きたルイーザの死、それにかかわった老マジシャンたち、過去がもたらす死の罠とは・・・

マロリーの「悪」の部分、ちょっとわたし的にはたまらないところ、は生い立ちに関係しているようなので、何冊か読んで見んでみる必要がありますね!


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