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アン・クリーヴス ブログトップ

水の葬送 [book] [アン・クリーヴス]

sample1.jpgアン・クリーヴス/東京創元社/お薦め度 ★★★★

ジミー・ペレス警部シリーズ

<シェトランド四重奏>から半年、婚約者をなくしたペレスは病気休暇中。

シェトランド出身の新聞記者ジェリー・マーカムが死体で発見される。第一発見者は地方検事のローナ・レイン。ペレスの部下のサンディ刑事が捜査にあたる。

新任の警部は女性、リーヴス、早速地方検事と女同士の火花が散る・・・

次第に明らかになるマーカムの過去の行い。その中でも両親のホテルアルバイトをしていた学生のイーヴィーと恋仲になり、妊娠をさせ、別れたことがあった。

最初はサンディの報告だけを聞いていたペレスだったが、徐々に捜査にかかわることに。

そんな折、イーヴィーの婚約者が殺される。悪夢にとりつかれるイーヴィー。

負の連鎖、糸口を見つけることが出来ない三人、地道な聞き込みが続く。指揮をとるリーヴスだが、お互いに信頼関係を築けないまま進む捜査・・・

2万人の小さな町で起った殺人事件、果たして結末は!?


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青雷の光る秋 [book] [アン・クリーヴス]

sample1.jpgアン・クリーヴス/東京創元社/お薦め度 ★★★★

シェトランド・シリーズ最終章

嵐のなか、両親に紹介するべく婚約者・フランを連れフェア島に渡るペレス警部。ふたりの婚約パーティフィールドセンター、鳥の飛来地として有名な地区、で行われた直後、フィールドセンターの所長の妻でもある監視員のアンジェラが殺される。

嵐は更に強くなり、本島との交通は遮断されてしまったため、ひとりで捜査にあたるはめになるペレス警部。検視官もいない、鑑識もいない、八方塞がりのなかフィールドセンターの職員、宿泊者から事情聴取を開始する。

そんななか第二の殺人事件が起こる。

フランとのふたりの時間もままならないまま、孤軍奮闘するペレスだが、科学的根拠のない捜査は所詮無力。そのことが結末の悲劇を生もうとは誰も予測出来ない!?

最終章としては悲しすぎる・・・


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野兎を悼む春 [book] [アン・クリーヴス]

sample1.jpgアン・クリーヴス/東京創元社/お薦め度 ★★★★

<シェトランド・シリーズ>

「大鴉の啼く冬」/CWA賞受賞作、「白夜に惑う夏」に続く第三作。

事件はシェトランド本島からフェリーで渡ったウォルセイ島で起きる。シェトランド署刑事・サンディの帰省中、祖母のミマが誤射され、遺体の第一発見者となってしまう。しかも銃を撃ったのは従兄弟のロナルド。

遺体の発見された場所は遺跡の発掘現場、上司のペレス警部とともに捜査にあたることになる。隠しごとの出来ない小さな島で起きた事故?に続き、発掘作業に携わっていた大学院生の自殺?が起こるに至り、ペレス警部は事件性を確信する。

時代設定は現代なのだが、ロンドンから遠く離れた島の時間の流れはゆるやかなもの。サンディから見たロンドンは悪の巣窟にしか見えない。ゆったりとした時間を堪能していただくしかない。


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白夜に惑う夏 [book] [アン・クリーヴス]

sample6.jpgアン・クリーヴス/東京創元社/お薦め度 ★★★★ 

CWA賞受賞「大鴉の啼く冬」続編

シェトランド島を舞台にした四部作、第二章。前作は凍てつく冬、本書は白夜の夏。なんとも好対照。

ペレス警部は画家であり現在の恋人でもあるフランと一緒に絵画展に出かける。そこで嗚咽する男に出会う。翌日、その男は仮面をかぶり首吊り死体で発見される。

続いて絵画展の主催者のひとりでもある、画家・ベラの甥の死体が・・・

狭い島における人間関係、とりわけベラを取り巻く島内、島外の人間関係を中心に物語は展開する。

淡々と物語は進む。場所とあいまって、時が止まってしまったかのように思われる。急にDNAという言葉が出ると違和感を感じてしまうほどだ。

正に「静」のミステリー。シェトランド四部作、舞台設定と物語が何ともいえない情緒をかもし出している。


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大鴉の啼く冬 [book] [アン・クリーヴス]

アン・クリーヴス/東京創元社/お薦め度 ★★★★★ 

CWA賞最優秀長篇賞受賞作

舞台はイギリス最北端シェトランド諸島、極地型Cfc(冬は緯度の割にはかなり温暖だが、一年中風が強い上に、夏が短く気温もあまり上がらない(平均気温10度以上の月が3ヶ月以下))。その上、土地もやせている為農作物は栽培できず、古くから放牧が行われてきた。そんな自然条件が色濃く物語に反映されている。

舞台設定に一本!全編を通して流れる凍りついた空気が実にいい!

新年を祝うパーティの帰り、ふたりの女子高校生は知的障害のある老人宅を訪れた。その四日後、高校生のひとり、黒髪の少女、が雪原でマフラーで首を絞められ発見される。

小さな町、べっ視される老人、住民は老人の犯行と決めつける。八年前、同じく老人宅を訪ねた少女が姿を消したことが再び甦る。地元の警部と本土の警部の合同捜査が始まる。

凍りついた空気と事件があいまって、読者をシェトランド諸島まで引き連れていく著者の筆致に脱帽。

追伸:中村俊輔のいる「セルティックス」のユニフォームが話題になる場面があります。俊輔も寒いところで試合をしているんだなとあらためて思って次第です。


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