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ユッシ・エーズラ・オールスン ブログトップ

アルファベット・ハウス [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample5.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★

デビュー

「特捜部Q」のヒットにより日の目を見たデビュー作。

イギリスパイロット、ブライアンとジェイムズ、ドイツ上空を偵察飛行中に撃墜され、かろうじて脱出に成功、命だけは助かる。雪原でドイツ兵の追撃を受け、運よく通りかかった病院列車に飛び乗る。

列車から飛び降りる機会を逃し、親衛隊将校になりすましベッドにもぐり込んだふたり。そこは高級将校だけが収容される精神病棟、アルファベット・ハウスだった。

ドイツ語のわからないふたりはただただ精神を病んだ将校を演じるしか生き伸びる道はなかった。繰り返される電撃治療と薬物投与で次第に病んでいくふたり・・・

そんな中、アルファベット・ハウスで同じように病人になりすます四人組、軍のお宝を盗んだ、と遭遇、病んで行くなかで彼らの悪行を見聞きしてしまう。

脱出に成功するブライアン、ジェイムズもつれて行きたかったがそのチャンスはなかった。

28年後、ブライアンはミュンヘン・オリンピックにかこつけドイツに渡る。そこで名前を変え裕福な暮らしをする四人組に遭遇する。

見捨てたブライアン・・・見捨てられたジェイムズ・・・ふたりの感情が爆発するラストは哀しぎる!?


特捜部Q 吊るされた少女 [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample5.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第六弾

特捜部Q、未解決事件班、に明日退職を迎える警官から一本の電話。電話は途中で切れてしまう。どうやら過去に起きた事件の捜査依頼らしかった・・・

退官式の最中、その警官が拳銃自殺を図る。カールら特捜部のメンバーは否応なく過去の事件、17年前少女がひき逃げされた、を追うことになる。

自殺した警官の家には、執念のあらわれた膨大な資料が所狭しと置かれていた。それらをひとつひとつ読み解くうちに新興宗教の影がちらつく男が浮かび上がる。

最後の最後にドンデン返しが待つ人気シリーズ第六弾。カールとアサドの掛け合い、クールビューティ?のローセも健在、脂の乗った一冊。


特捜部Q 知りすぎたマルコ [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample5.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第五弾

相変わらず愉しめるシリーズ。個性派ぞろいの特捜部Q、とりわけ本書ではローセがいい味を出している。

物乞いやスリを行うストリートチルドレンの集団、ボスは叔父、父親もその集団に。あるときボスの秘密を盗み聞きするマルコ。逃げ込んだ森で死体を発見する。首にはアフリカ風のネックレスが・・・

特捜部Qがいつしかマルコの関係する事件を捜査することに。マルコの視点、特捜部Qの視点がいつしか交わる。

追いつ追われつのマルコ、特捜部Q、とりわけローセがマルコに追いつこうとするスピードがたまらなくいい。

500頁超の大作だが、一気読み間違いなし!


特捜部Q カルテ番号64 [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample5.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第四弾

スプレー島、軽度知的障害者の療養所と称した矯正施設。「ふしだら」だということで遠島、不妊手術を受けないと抜け出せない地獄島。

今回の未解決事件はエスコート・サービスの経営者失踪事件。アサドとローセの調査が進むにつれ、同時期に経営者を含め5人もの失踪者が未だ見つかっていないことが判明する。後の4名とは検査技師の従兄、漁師、弁護士、女子矯正施設の職員・・・

捜査線上に浮かぶ女検査技師、「明確なる一線」の党首。失踪者とこの二人がどこで交わるのか?

史実に基づく恥部を巧みに織り込んだシリーズ第四弾、最後の捻りがちょっと弱い気がするが、絶好調の一冊。


特捜部Q Pからのメッセージ [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample4.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

カール・マーク率いる未解決事件特捜部Q、今回の事件は何年も前に流れ着いたボトルメールの謎。

「助けて」と書かれた手紙、損傷の激しい文章の解読に執念を燃やすローセとアサド、一方気乗りのしないカールは連続放火事件にご執心・・・書き手のPはどうやら誘拐されたようだが、過去の記録には何も見当たらない。

過去と現在進行形の誘拐事件を巧みに構成、シリーズ第三弾にして最高傑作、手に汗握る犯人追跡劇も見逃せない・・・

次作も上梓されているので期待したい。


特捜部Q キジ殺し [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample2.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

今回特捜部Q、未解決重大事件専任、が扱う事件は20年前の兄妹殺害事件。すでに犯人は捕まり収監されている。

第一作のカール&アサドのコンビに、新人アシスタント・ローセが加わり、トリオで捜査にあたる。

物語は早い段階で収監されている犯人は身代わりで、当時、寄宿舎学校で同級生だった悪ガキたちが絡んでいることが明らかになる。20年を経過した現在、彼らは成功者と呼ばれ、特捜部Qに圧力をかけてきた。

その同級生のなかにひとり、強烈な個性をもった少女、現在はホームレスとして暮らす、がいた。物語は彼女を中心に過去、現在と行きつ戻りつ展開する。

あまりカッコよくないアクションシーンも用意され、警察小説としての体裁が整いつつあり今後目の離せないシリーズになってしまった!

追伸:前作同様にヒロインが鍵を握るシリーズのようだ。次作はどんなヒロインの出現か?


特捜部Q 檻の中の女 [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample6.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

デンマーク発の警察小説

未解決事件を扱う新設部署、「特捜部Q」、の責任者に指名されたのはカール・マーク。新設部署とは言え助手のシリア人?アサドとふたりだけ、体のいい左遷人事

カールが最初に取り上げた事件は、自殺として片づけられた女性議員失踪事件。ぼちぼち調べ始めると次々に出てくる新事実、憤懣やるかたなしのカール、彼の刑事魂に火がつく。

2007年の現在、カールの捜査模様、2002年の過去、女性議員・ミレーデが交互に描かれ、過去が現在に近づくプロット。2007年でシンクロする結末や如何に!?

既にシリーズ第二弾「特捜部Q キジ殺し」も刊行され、目の離せないシリーズ。


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