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あきない世傳 金と銀4 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

シリーズ第四弾

前作の結末で起きた五鈴屋と江州の人たちとの亀裂に、惣次は呉服仲間に隠居願いを出し、五鈴屋を去る。合わせて幸との夫婦離縁の申し出も・・・

しかし、大阪には「女名前禁止」の掟があり、幸が六代目徳兵衛を名乗ることはできない。お家さんの富久の秘作?は、幸が商いの傍に居られるように養女にし、売るための工夫をしてもらうということ・・・そのためにも三男の智蔵が五鈴屋にもどり形の上でもいいから六代目を継いでもらうことだった。

智蔵の出した結論は六代目襲名ともうひとつ・・・ネタばれになるのでこれ以上は・・・

幸の売るための工夫は休む暇なく続けられる。

前作で指摘した漫画の原作本!?物語の山場を随所に作らんがために先を急ぐ手法はいかがなものか・・・もう少しゆっくりと書き込んでもいいのではないか?

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あきない世傳 金と銀3 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

シリーズ第三弾

兄亡きあと五代目を継ぐ条件は四代目の女房、幸、ごと引継ぐこと・・・ここまでが前作。

惣次、五代目、の申し入れを受ける幸、初夜、惣次から「五年以内に江戸へ出店してみせる。まずは五鈴屋を内側から変える。そのためにも、あんたの力を貸してほしい」、と。商い戦国時代をどう乗り切るのかが本書

惣次がまず手掛けたのは売掛の回収方法の変更、従業員の販売目標設定、そのためのアイデア出し等々次々と新基軸を打ち出す。幸は幸で浮世草子に五十鈴屋の広告掲載、番傘に屋号のロゴマークを入れるなど惣次の後ろに隠れ夫を支える。

五年以内に江戸に出店するためには商品調達の方法を変えなければならない、より良いものをより大量に。江州(近江)は絹糸の産地、良質の糸を京都に大量に出荷している。そこに目をつけた幸は惣次に進言する。江州で絹織物は出来ないものか、と。

早速そのアイデアに乗る惣次、大阪と江州を行ったり来たり、漸く生産のめどがたったところで大事件が起きる。江州の生産者へ資金援助をしていた惣次の手形が両替商の倒産により不渡りになる。惣次はそのことをはじめから知っていた!?

五鈴屋と江州の人たちの間に大きな亀裂が生じる。惣次を信じることが出来なくなった人たちがとった行動とは・・・

漫画の原作本?ちょっと心配な気配が・・・


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あきない世傳 金と銀2 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

大阪天満の呉服商「五鈴屋」に女衆として奉公、その利発さを買われ番頭の冶兵衛に「商売往来」を教わる幸・・・店主の四代目徳兵衛は放蕩三昧、商売は次弟の惣次の才で何とか成り立っていた。末弟の智蔵は家を出ている。

ここまでが第一話、第二話の本書では呉服仲間から突きつけられた重い課題は、徳兵衛に後添えを迎えて、身持ちを正させることだった。阿呆ぼんの後添えに来る酔狂なものはいない。そこで冶兵衛が一計を案じる。

後添えに座る幸、阿呆ぼんは14歳の子供に興味はないと形だけの夫婦を演じる。新番頭に商売のことを教わり、惣次にOJTをしてもらう幸。

倒産寸前の五鈴屋に大事件が二つ!幸の運命が大きく変わろうとするシリーズ第二弾。相変わらず愉しめる一冊です。


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あきない世傳 金と銀 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

新シリーズ第一弾

「みをつくし料理帖」に続く新シリーズ。果たして柳の下に・・・!?

今回の主人公は「幸」、学者の子どもとして生まれ、秀才の兄同様、幼いときから学ぶことを身につけて育った。兄の死に続き、父親の死、一家は離散の憂き目に・・・

九歳で大阪の「五鈴屋」に女衆として奉公にあがる。死んだ父親から「商売は詐なり」と教えられてきた幸だったが、番頭の治兵衛に才を認められ、丁稚ともども「商売往来」を勉強させてもらう。

そんななか店主の廓通い、兄弟の仲たがいで「五鈴屋」の商売は左前に・・・新シリーズ第一弾はここまで。十三歳になった幸の行く末は!?

まだわかりませんね。ストリーテラーの著者のことですから泣かせて、読ませてくれるのでしょうが・・・広岡浅子、朝ドラの主人公、のことが脳裏をよぎります。


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蓮花の契り [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

デビュー作「出世花」完結編

その名は縁、僧籍はないが「正縁」と名乗り、人々は「三昧聖」と呼ぶ、死者を清める湯灌師、おくりびと。

読者を飽きさせない展開の早さ、話をどんどん動かす妙は漫画原作者の時代に養われたもの?「みをつくし料理帖」でも本書でもその才能は如何なく発揮されている。

藤沢周平、葉室麟が「静」なら、高田郁は「動」・・・?

完結編だけあって最後の「蓮花の契り」は泣かせる。

今後も時代小説を書き続けるのだろうから、読者としての勝手を言わせてもらえば「静」の高田郁も読んでみたい。心にしみわたる物語を・・・


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天の梯 みをつくし料理帖 [book] [高田郁]

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シリーズ第十弾にして完結編

医師・源斉の医術でもある「食は、人の天なり」(食べている人の心と身体を健やかに保つ料理)を心星と定める澪。その一方であさひ太夫の身請け金、四千両をどうやって工面するのか・・・

澪の苦労を知る人々の温かい心が染みる完結編。四千両の工面方法は現代的!?野江を身請けした後の算段に苦心する澪だが、思わぬ御人が協力を申し出る。

澪と野江が大阪へ旅立ったのが文政元年、源斉先生は一足お先に、文政11年の料理番付では、東の大関は「つる家」の<自然薯尽くし>、西の大関は「みをつくし」の<病知らず>。一柳は「天満一兆庵」と改まり、それぞれの行く末を垣間見ることができるのもうれしい。

次作はノンシリーズ、期待していますよ!


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美雪晴れ [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

「みをつくし料理帖」シリーズ第九弾

8月刊行予定の「天の梯」でいよいよ完結!

ラス前の本書、めでたく「一柳」の女将になった芳。それを見届けた澪は退路を絶って、つる屋を辞め、鼈甲珠にすべてをかける。

鼈甲珠を商い、四千両という途方もない身請け銭をつくってあさひ太夫を身請けする。

澪の商いは、翁屋の軒先に小さな床几を置かせてもらい、鼈甲珠をひとりで売ることから始まる。商いのいろはを勉強させらる件は新鮮!

四千両という途方もない金額をどうやって稼ぎ出すのか・・・完結編「天の梯」ですべてがあきらかになる。

ひとりごと:最終章に向けてのキーパーソンは、源斎先生と摂津屋!?


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残月 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

「みをつくし料理帖」シリーズ第八弾

終章へ向けて物語は大きな山場を迎える。

ライバル登龍楼から澪の引き抜き話が・・・澪の口から「四千両」、あさひ太夫の身請け金額、と。吉原で通用する逸品を作ることの賭けをすることに。

「つる家」の店主・種市も大きな決断を迫られる。吉原の大火、廓の仮宅は1~2年、あさひ太夫の「翁屋」が仮宅を終え、吉原に戻る日を目安に澪を「つる家」から送り出しことを告げる。

サイドストーリーもしっかり終章へ。芳と息子・佐兵衛との再会、思いがけない申し入れ・・・

第八弾は結構泣かせます!?


タグ:高田郁
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夏天の虹 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

「みをつくし料理帖」第七弾

前作では小野寺家、小松原のもとへ嫁ぐため、武家奉公、旗本の養女・・・そこまで段取りがなされていたが、澪のこころは揺れ動く。想いびとと添う幸せと料理人として生きる幸せの狭間で・・・

決して交わることのないふたつの道、澪の心星は料理人。その気持ちを受け入れた小松原の大きな度量、泣けるぜ!

澪の女ごころは落ち着きはしない。更に澪を襲う禍の数々・・・

シリーズ第二作「花散らしの雨」の「雲外蒼天」、曇った空の先には必ず青い空が見える、を胸に刻む澪。

第八弾は来年の刊行らしい。しばらく続きを読めないのが残念。


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心星ひとつ [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

みをつくし料理帖シリーズ第六弾

澪に大転機、すべてにおいて、が訪れる。

吉原で天満一兆庵を再建するか。神田須田町へつる家を移すか。大いに揺れるのは澪ばかりでない、種市、芳も・・・

小松原こと小野寺との恋の行方にも・・・

源斉先生のひとこと「わたしなら心星を探します・・・悩み、迷い、思考が堂々巡りしている時でも、きっと自身の中には揺るぎないものが潜んでいるはずです・・・それがそのひとの生きる標となる心星でしょう」

澪の出した結論がどんな波紋を投じるのか?次作が待ち遠しいシリーズ第六作。


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