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教場2 [book] [長岡弘樹]

sample1.jpg長岡弘樹/小学館/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

鬼教官、風間がやけにやさしくなった!?

シリーズ第一弾は前半は厭ミス、後半は鬼教官、風間の面目躍如という一冊だった。「退校届」、「半引導」、を突きつける姿勢は変わらないが、最後の章、「奉職」、で風間から出た、「会えるからだよ、君のような学生に」、台詞に温かみを感じたのはわたしだけではないだろう・・・

風間がやさしく?なったということは作者のいい意味での毒がなくなってきたということか?

「教場」シリーズもこの辺にして新しい境地を切り開いてほしいのだ!


教場 [book] [長岡弘樹]

sample1.jpg長岡弘樹/小学館/お薦め度 ★★★★

警察学校小説

警察学校初任科第九十八期短期課程の生徒と教官の物語

夢と希望を持って警察学校に入ってくる面々を待ち受ける過酷な訓練と授業。緊張を強いられる毎日。一人のミスはチームのミス、連帯責任、そのことで軋轢が生じ、取り返しのつかない問題を引き起こし退校・・・

教場で起こることをすべて把握している冷徹な教官、風間。彼の心情は警察官として向いていない、不要な人材をふるいにかけること。

連作短編の形をとっている本書、前半は「イヤミス」を思わせる結末に食傷気味!?後半は風間教官の冷徹な思いやり?にほっとする・・・

2月末に「教場2」刊行予定、ぜひ手にしたい。


陽だまりの偽り [book] [長岡弘樹]

sample1.jpg長岡弘樹/双葉社/お薦め度 ★★★★

デビュー

「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞。

表題の「陽だまりの偽り」をはじめ5編が収録されているが、そのどれもがレベル以上の作品ばかり。

「傍聞き」では母子の、本書「重い扉が」でも父子の情が実にうまく描けている。家族愛の描き方が巧みな著者!?

短篇ミステリーの名手と言えば横山秀夫、彼は警察小説に新風を吹き込んだ。。ならば後継者はなんで新境地を描きだすのか・・・

いずれにしても次作が待たれる作家のひとり、新刊の前に未読の「線の波紋」を読んでおこう。


傍聞き [book] [長岡弘樹]

sample3.jpg長岡弘樹/双葉社/お薦め度 ★★★★ 

第61回日本推理作家協会賞短編賞受賞

久々の短編の名手!?

「傍聞き」(かたえぎき)、この表題で「技あり一本」という感じ。傍聞きとは直接話を聞かされるより、誰かに話しているところを横で聞いた方が本当のことと信じやすい、ということを言い表した言葉。

子持ちの女刑事、娘は母と口を利かない。娘がとった作戦はモ書き。一方刑事として、通り魔殺人事件を追う傍ら、老人宅を狙った空き巣事件で過去に捕らえた男が留置場から名指しの面会・・・傍聞き

お金を盗まれた老女に娘が出したはがき・・・傍聞き

傍聞きの効果や如何に!?人情味あふれる短編です。


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