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虎狼 [book] [モー・ヘイダー]

sample5.jpgモー・ヘイダー/早川房書/お薦め度 ★★★★

 
キャフェリー警部シリーズ第七弾

片田舎の別荘に着いたばかりのフェラーズ一家、妻のマチルダは早速庭仕事へ。そこで見つけたのは木につるされた腸?、15年前に起きた殺人事件を髣髴させる光景だった。その事件から娘、ルシアは未だ立ち直れていない。なぜなら被害者はルシアの元恋人だった・・・

警察に通報しようとするが、携帯は圏外、固定電話は通じない。そんな状況下、都合良く二人の警察官が別荘を訪れる。近所に住む女性が殺害された聞き込みだと称して。

事態は急変、二人の警官は心臓手術の終えたばかりの主、オリヴァーを含めた三人を拘束、三人は手錠をはめられ別々の部屋に閉じ込められる。

二人の目的は何かわからないままに恐怖の幕があく。

ルシアの飼い犬を母が暖炉の煙突から逃がす。行方不明の兄、本書の大きなサブストーリー、の情報と引き換えに飼い主を探すはめになるキャフェリー。飼い主探がしと三人の恐怖の日々が交互に語られる。果たしてキャフェリーは拘束された一家へたどり着けるのか!?

なかなか底の見えないサスペンス、さすがモー・ヘイダー!


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人形(ひとがた) [book] [モー・ヘイダー]

sample5.jpgモー・ヘイダー/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

キャフェリー警部シリーズなのだが・・・

重警備精神科医療施設でみんなが「ザ・モード」と呼んで恐れている幽霊?が出没、奇怪な事件が続けて起こる。

患者だけでなく職員までも夜勤を避けるようになり、そのしわ寄せは上級コーディネーターのA・Jに降りかかる。そんな折、ひとりの患者が死亡、「ザ・モード」のしわざじゃないかと怯えるみんな・・・

キャフェリーは未解決事件の打ち切るを命じられるが、マスコミ対応を楯に時間を稼ぐ。なぜかと言えば、事件の真相を知りながら潜水捜査隊隊長のフリーをかばっていたのだ・・・残された時間のなかで未解決事件にけりをつけなくてはならないキャフェリー。

A・Jは院長に内緒でキャフェリーに院内で起きた事件を相談する。内緒で捜査を進めてほしいという依頼にキャフェリーがこたえる。A・Jの調査とキャフェリーの捜査、2つの視点で物語が進む。

物語に影を落とす患者、アイザック、が施設から合法的に退院、それに医院長がかかわり、医院長とA・Jが恋人同士になる件から事件は混沌としていく。A・Jが主役、キャフェリーが準主役のシリーズ!


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悪鬼(トロール)の檻 [book] [モー・ヘイダー]

sample1.jpgモー・ヘイダー/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第二弾

自宅に監禁され、瀕死の状態で発見されるピーチ夫婦。一人息子は連れ去られ、キャフェリーたちの懸命な捜索も空しく、死体で発見される。

第一作で9歳の兄が失踪、未だ消息はつかめていない。隣人の小児性愛者が犯人だと思いこむキャフェリー。死体で発見された少年は8歳、兄と重ね合わさずにはいられない。

捜査に非協力的な被害者夫婦、事件現場近くでカメラを拾った男、小児性愛者的水泳指導員、小児性愛愛好家の妹・・・ひと癖もふた癖もある人物を登場され読者をミスリードする著者。

過去に起きた同様の事件、現在進行の新たな事件が並行し、物語は結末へ向かう。

前作を手にしていないと、同じくトラウマに苦しむ恋人とキャフェリーの関係が掴みづらいはず。第一弾から読み進むことをお薦めします。

「悪鬼(トロール)の檻」とはよく言ったものだ。前作同様、グロテスクな描写が多いもののサイコサスペンスとしては一級品!


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死を啼く鳥 [book] [モー・ヘイダー]

sample1.jpgモー・ヘイダー/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

処女作にしてシリーズ第一弾

胸郭の内部に小鳥をぬいつけられた死体が五つ。猟奇的連続殺人事件。捜査に乗り出すロンドン警視庁圏内重要犯罪捜査隊、その中心を担うキャフリー警部。

捜査隊内では辣腕警部だが私生活に問題を抱えている。愛していない恋人ヴェロニカとの関係、難病再発で別れるに別れられない状況。それに加え、行方不明になった兄の元凶は自分で犯人は隣に住む男だと思い込んでいる。

事件は中盤で犯人が明らかになるが、犯人の自殺で迷宮入り?

グロテスクな描写が結構多い作品だが、サイコサスペンスとしてはとてもデビュー作とは思えない出来映え。

シリーズ第三弾、MWA賞受賞作の「喪失」がわたし的にはイマイチ、最新刊のシリーズ第四弾「人形」を読みたいことからシリーズ第一弾を手にすることに・・・

行方不明の兄の事件のトラウマがキャフェリーの人間形成に影を落としている、ここがこのシリーズのポイントかも!?


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喪失 [book] [モー・ヘイダー]

sample9.jpgモー・ヘイダー/早川書房/お薦め度 ★★★★

MWA賞受賞作

単なるカージャック事件と思いきや、連れ去られた少女がなかなか見つからない。そうこうするうちに同様の事件が続き。こちらも少女の行方がわからない。

捜査を担当するのは、キャフェリー警部率いる重大犯罪捜査隊。過去に同様の事件が2件起きていたことを突き止める。幸いにも子どもは解放されていた。

捜査線上にひとりの男、身分詐称で警察署の営繕をやっている、が浮かび上がる。

かったるい前半部分、後半部分も犯人の動機がイマイチ鮮明に明かされることなく、警部の無能さ?だけが際立つ、極めて珍しい警察小説!?

たぶん、前二作、本書はシリーズ第三弾、を読んでいれば、マーリー巡査部長、ウォーキングマンのことももっと理解出来、愉しむことが出来たかもしれない・・・

これなら東野圭吾の「容疑者Xの奉身」にMWA賞をとらせてあげたかった・・・


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