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嘆きの橋 [book] [オレン・スタインハウアー]

sample1.jpgオレン・スタインハウアー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

MWA賞最優秀新人賞受賞作

刑事としての初日、新しい装いに身を包み民警殺人課へ、そこで待ち受けていたのは同僚、先輩の無視の姿勢だった。課長までもエミールを疎んじているよう様子。

数日経過してもその状況に変化はなく、課長へ直訴、仕事させてほしい、と。運よく?著名なソングライターの惨殺事件が発生、捜査を任される。

事件に大物政治部員が関係しているのではないかと疑いをいだくエミール、敵地へ乗り込み話を聞くうち、激こうしたエミールは政治部員に馬乗りになり、執事に取り押さえられる。

事件はそれだけにとどまらず、何者かによって銃で撃たれ、九死に一生を得るエミール。杖をつきながら殺人課へ出るエミールに捜査の中止命令が下る。

命令を無視?同様に狙われたソングライターの未亡人を守るべく奔走するエミール。

西ベルリンに潜入、政治局員の過去を暴き出す件は圧巻!

冷戦時代のスパイ小説、警察小説、結構ありがちなプロットではあるが、エミールの大胆さには脱帽!


タグ:MWA賞
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極限捜査 [book] [オレン・スタインハウアー]

sample1.jpgオレン・スタインハウアー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

ヤルタ・ブールヴァード・シリーズ第二弾

東西冷戦・米ソ冷戦、のはじまりの地、ヤルタ、そのヤルタ・ブールヴァード(大通り)には人民軍警察、国家保安局があり、主人公、フェレンク・コリエザール、は民警殺人課捜査官。

呑んだくれの元美術館長代理の変死、焼き殺された売れっ子画家、共産党役員夫人の失踪、終戦直後、連続殺人の捜査中に殺害された捜査官の事件・・・国家公安捜査官、モスクワから派遣されたKGB局員の監視下?で捜査は進む。

冷戦構造下の東欧警察小説なのだが、刑事として、人間として、「自己矛盾」を感じるフェレンクの存在が事件に影を落とす。

いつしかひとつひとつの事件が結びつき、更に過去の事件まで手繰り寄せる。

最新刊「裏切りの晩餐」が秀逸だったので本書を手にする・・・シリーズ第一弾「嘆きの橋」も積読中(積んで置く中)。


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裏切りの晩餐 [book] [オレン・スタインハウアー]

sample1.jpgオレン・スタインバウアー/岩波書店/お薦め度 ★★★★☆

趣を異にするスパイ小説

5年ぶりに、元恋人であった元スパイ、シーリアとの晩餐のためウィーンからサンフランシスコへ向かうスパイのヘンリー、その目的は?

ワインを酌み交わしながら、二人の過去が語られる。その中で一番大きな事件、ウィーン空港でのハイジャック事件、CIAの連絡員が乗り合わせ、情報を支局に送ってくるが、正体がばれ殺されてしまう。結局乗員すべてが犠牲となった。

経緯を辿るように二人の計算された?会話が続く。いまだシーリアに対して未練を抱くヘンリー。スパイを辞めサンフランシスコへ逃避した?シーリア、そこに何が・・・

二人の会話に挿入される過去、そこから導き出される驚愕の真実とは?

恋愛小説+スパイ小説、何とも贅沢な作品。プロットに脱帽!

 


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