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死者を侮るなかれ [book] [ボストン・テラン]

sample4.jpgボストン・テラン/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆ 


前作「神は銃弾」はすごかった!?


前作「神は銃弾」の後、わたし的にはボストン・テラン(胡散臭そうな名前!?)の次作を読んでから、「これはすごい!」を決めたいと思っています、と・・・


わたし的には前作の方がすごい!といいたい。しかし、ミニマリズム的な文章、修飾を極力外したストレートな文章、ストイックな言い回し、暴力的な臭いは一段とパワーアップされ、少々退屈なストーリーをも凌駕する。


前作同様、ストーリーはいたってシンプル。若い頃に不運に見舞われた元保安官補が11年ののちに、その不運に陰謀がめぐらされていたことを知って、遺恨を晴らそうとする復讐劇。


しばらくボストン・テランから目が離せない!

                                               

2003.10



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神は銃弾 [book] [ボストン・テラン]

sample3.jpgボストン・テラン/文藝春秋/お薦め度 ★★★★★ 


「このミステリーがすごい!2002年版」、海外編第1位!


ストーリーはいたってシンプル。カルト集団に元妻を惨殺され、ひとり娘を誘拐された元警察官。元ジャンキー(麻薬中毒患者)の力を借り娘を助け出す。


シンプルなストリーがなぜ年末の何とかベスト10に顔を出すのか!?


ミニマリズム的な文章、小気味良い構成によるところが大きい。修飾を極力外したストレートな文章。70章に分けられた構成。ストイックな言い回し。暴力的な臭い・・・巧妙に張り巡ぐらされた著者の罠に見事にはまってしまった。しかもデビュー作!


わたし的にはボストン・テラン(胡散臭そうな名前!?)の次作を読んでから、「これはすごい!」を決めたいと思っています。ちなみにわたしの2002年版の第1位は「頭蓋骨のマントラ」/エリオット・パティス/早川書房でした。

                                                                                                                         

2001.12


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プリズン・ガール [book] ['17 海外編]

sample1.jpgLS・ホーカー/ハーパーBOOKS/お薦め度 ★★★★

国際スリラー作家協会新人賞ノミネート作

3歳から21歳まで父親に監禁?され、軍隊張りの教育を受けてきたペティ、その父が亡くなり保険金の100万ドルを受け取るには気色悪い遺言執行人ランディと結婚すること、と。何でこんな遺言を・・・

ランディから逃れるため一計を案じるペティ。スーパーマーケットアルバイト、デッカーに車を運転してもらい、弁護士事務所で父の遺品を取り戻し、バスターミナルに向かう途中、ランディの執拗な追跡を受け、そのまま二人の逃避行が始まる。

二人に救いの手を差し伸べたのはデッカーの叔父、遺品の中にはペティの母親と思われる写真ネックレス、手紙の束。そこには実の父親の存在が?

果たしてどちらが本当の父親?母親の行方は?再びデッカーとふたりの自分探しの旅が始まる。

軍隊ばりの訓練の成果、初めて目にする世の中、想像しなかった恋心・・・結構いい線いってたのに・・・結末にもうひと捻りあれば新人賞だったのかな!?


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空飛ぶタイヤ [book] [池井戸潤]

sample1.jpg池井戸潤/実業之日本社/お薦め度 ★★★★

2018年映画

2002年横浜で起きたタイヤ脱落死傷事故、母親は亡くなり子供たちは軽傷、を題材にした一冊。

事故を起こしたのは三菱ふそうのトレーラー・トラック三菱側は運送会社の整備不良で事件を片づけた。

池井戸小説ではたびたび登場する中小企業、「赤松運送」の二代目社長、赤松徳郎、映画ではTOKIOの長瀬君、それに対する大企業「ホープ自動車」、物語のキーマンのひとり販売部課長、沢田、ディーン・フジオカ、の対決から物語は始まる。

事故の影響で大手取引先から仕事を切られ、倒産の危機を迎える赤松運送。自社の定期点検では何も問題がなかったことを信じホープ自動車に立ち向かう赤松。

中小企業vs大企業の構図に加えてこちらも必ず登場する銀行団、ホープグループの「ホープ銀行」、業績不振を縦に貸し剥がしに出る悪役。それを助ける「はるな銀行」。

ホープ自動車では過去にもあったリコール隠し事件、本質的な部分で隠蔽体質は現在も続いており、今回もまた・・・

赤松の執念の調査が少しずつ実を結び、警察を動かすところまで来たが、決定的な証拠が出てこない。その窮地を救ったのは意外な人物!?

本書の刊行は2006年、その当時三菱自動車が日産自動車の傘下に入ること、東芝によるウェスチングハウス買収が本業の足を引っ張ることを誰が予測しただろうか。池井戸潤は本書のなかでそれを予測していた!?

今回もまた一気読みでした。



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寝た犬を起こすな [book] [イアン・ランキン]

sample5.jpgイアン・ランキン/早川書房/お薦め度 ★★★★

リーバス警部シリーズ最新刊

ハリー・ボッシュ同様に復職、その条件は警部から部長刑事への降格、しかも上司は嘗ての部下シボーン。そんなの関係ない!兎に角捜査が出来れば・・・

女子大生が起こした交通事故、確かに女子大生が運転をしていたように思えるが、リ―バスのアンテナは同乗者がいる、と!

口を開かない女子大生・・・その一方、内部調査の仕事としてリ―バスが新人のころ所属していた警察署で起きた事件の再捜査を命じられる。嘗ての上司、同僚を疑う仕事だ。タッグを組むのはなんと監察官マルコム・フォックス!

いつものように重複する事件、リ―バスの手にかかると自然と絡んだ糸が解けていく。降格もなんのその捜査にまい進するリ―バスの姿に”あっぱれ!”


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