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錆びた滑車 [book] [若竹七海]

sample1.jpg若竹七海/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

葉村晶シリーズ第六弾

今回の下請け仕事は老女、石和梅子、の行確、訪れたアパートでふたりの老女、もうひとりは青沼ミツエ、の喧嘩に巻き込まれ、例によって病院に担ぎ込まれる。

住みなれたシェアハウスの建て替えのため、部屋を探していた葉村、青沼ミツエの面倒をみる代わりにアパートに仮住まいさせてもらうことに・・・下請け仕事の続きと一石二鳥の申し出に乗る。

アパートにはミツエの孫ヒロトも住んでいた。数カ月前、父親と一緒に交通事故に会い、父親は死亡、ヒロトは重傷を負った。そのヒロトがなぜ父親と一緒に事故現場にいたのか調査してほしいと葉村に頼む。

数日後、アパートが火事になり、ヒロトとミツエが死んでしまう。

探偵料をもらったわけではないがヒロミとの約束を果たすため調査に乗り出す葉村。盛りだくさんの伏線をドタバタ調査?で拾っていく姿に熱い拍手!


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ニック・メイソンの脱出への道 [book] [スティーヴ・ハミルトン]

sample1.jpgスティーヴ・ハミルトン/KADOKAWA/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第二弾

前作「ニック・メイソンの第二の人生」では、25年の刑期をくらったニック・メイソンがダライアス・コールと契約をかわしーコールの呼び出しにはいかなることがあっても応じ、どんな命令でも従うー5年で出所した。

本書では再審の公判を控えたコールが無罪を勝ち取るため、消えてもらわなくてはならない2名の殺害を命じられる。証人保護プログラムに組み込まれた面々だった。

その作戦実行においてメイソンは大きなミスを犯す。負傷したメイソンが逃げ込んだ先は何と恋人のローレンの家。愛するものを危険に晒す始まりだった。結果、ローレンを泣く泣く行方知れずにしてしまう・・・

ローレンだけじゃなく、メイソンの元妻とひとり娘、コールのマネーロンダリング先のレストランを任されていたダイアナ・・・メイソンにかかわった人たちが次々と危機に陥るはめに・・・

運命に抗って、自身の運命から脱する決意をするメイソンがとった行動とは!?

<生き地獄>から<蟻地獄>、そんな本書!?来春、本国ではシリーズ第三弾が刊行予定、メイソンの運命やいかに?

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影の子 [book] ['18 海外編]

sample5.jpgデイヴィッド・ヤング/早川書房/お薦め度 ★★★★

CWA賞ヒストリカル・ダガー賞受賞作

ベルリンの壁近く、東ベルリンの墓地の一角、でひとりの少女の死体が発見される。顔は見る影もなく破壊され、歯もすべて失われていた。現場には国家保安省(シュタージ)のイェーガー中佐が臨場しており、人民警察の中尉カーリン・ミュラーと副官のティルスナーが狩りだされた。

国家保安省の下で人民警察が動く異例?の形、しかも当局の見立てと矛盾する証拠が出た場合は他言無用、イェーガーに報告するようにとの厳命が・・・

現場に残されたタイヤ痕から政府公用車のボルボが浮上、また険死解剖の結果、少女がレイプされていたことも判明、人民警察の範疇を超える事態が起こるかもしれないとミュラーは不安を覚える。

一方、ミュラーは私生活で問題を抱えていた。教師である夫が一時的に島流しー青少年労働施設へ追放ーにあい、その後ベルリンに戻って来たものの夫婦仲はぎくしゃく、おまけに夫が妻と副官の浮気を疑っている・・・

夫が島流しにあっていた施設での物語ー本書の大きなポイントーとミュラーたちの捜査が並行して語られる。東ドイツで最初に責任を与えられた女刑事ミュラーは知らず知らず国家の闇に迫っていく。

目新しい題材でもないのにCMA賞のヒストリカル・ダガー賞受賞とは?

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IQ [book] ['18 海外編]

sample1.jpgジョー・イデ/早川書房/お薦め度 ★★★★

新人賞三冠!

アイゼイア・クィンターベイ、通称”IQ”、LA暗黒街の青年探偵!?

ある事情ー身体障害者の少年の介護のためーから大金が必要となったアイゼイア、腐れ縁のドットソンの口利きで大物ラッパーが巨犬に襲われた事件ー警察には届け出たくないーを請け負う。

物語は請け負った事件とアイゼイアとドットソンの少年時代が並行して描かれる。

現在進行形より少年時代の方が本書の肝!?

兄の死亡ーひき逃げーのよりひとり暮らしとなったアイゼイア、その部屋に店子?として移り住むドットソン、裏社会と繋がりをもつドットソンと確執を持ちながらふたりで強盗を働くアイゼイア。凄い過去!?

少年の介護をしながら、ある人助けから次々に依頼?が舞い込む。カネの問題じゃなく人助けができる。社会に少しずつ還元し、役に立てる。そんなことから探偵?もどきのことをを始めるアイゼイア。

IQが並外れて高く、クールな暗黒街のシャーロック・ホームズの誕生!

登場人物の多さ、現在と過去のギャップからかなかなかのめりこめない部分はあるが、一味も二味も違う免許を持たない暗黒街の探偵小説に仕上がっている。

すでにシリーズは三作、本国では今秋刊行予定、まで目途が立っている様子、続きを読んでみたい作品!


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下町ロケット ゴースト [book] [池井戸潤]

sample1.jpg池井戸潤/小学館/お薦め度 ★★★★

シリーズ第三弾

今秋10月スタートのTBS日曜劇場「下町ロケット」の原作本

業績不振に喘ぐ帝国重工、社長交代が囁かれると共に、今後の「スターダスト計画」にも暗雲が漂う。当然、佃製作所にもその影響がひたひたと・・・それに加え、大手農機具メーカーに供給している小型エンジンの削減を言い渡される。性能よりコスト!?

佃製作所の次なる一手は、ベンチャー、ギアゴーストが製作するトランスミッションのバルブ供給。試行錯誤の上ハイスペック過ぎず、コストも計算されたバルブのコンペを勝ち取る佃製作所。ところがギアゴーストに特許侵害疑惑が・・・

ギアゴーストに力を貸すことを決める佃、前回の裁判で辣腕ぶりを発揮した神谷弁護士も登場、特許侵害訴訟をどう切り抜け、新しいサスペンション用バルブを供給することが出来るのか?

本書が上巻、今秋刊行予定の「下町ロケット ヤタガラス」が下巻、巻末の予告には、佃製作所vs.ダイヤクロス&ギアゴーストの戦い・・・帝国重工への復讐戦に佃製作所はどう立ち向かうのか?

前作同様すべてはTBSドラマに向けて始動しているということですね!?

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